ラガーマン日誌5


rugby
…あの…、

金玉って、
正直な所、

前から食らったり、
パンチ程度ではあまり効きませんよね。

痛いは痛いですが、
吐くまでは、いかないものです。

でも、
後ろと下からの一撃は
本音で、キツイですが…。

昔から、
自分は狸の置物のごとく
玉袋がプリプリで、
でかく、
皮が分厚いのは確かです
(恥)

ですから
本当の痛みの与え方を良く知ってる、
大学ラグビー同期の陽ちゃんなんかに、
金的責め、やられますと凄くキツイっすが、
1、2発程度なら大した事ありませんです。

 自分は
小中高校までは、
母親泣かせの
巨体の
立派な不良だったんです。

ラグビーが全て自分を変えてくれました。

安給料の親が自分の為に、
半端じゃない遠征費用・部費なんかを黙って出してくれたんです。

…マジに馬鹿でしたから

大学卒業してから
全ての凄い額の明細を実家で見ちゃいました。

うちはマネージャーが費用を全部、親元に勝手におくるんです、
で、凄い金額です。

学費・寮費は免除でしたが、
海外遠征などもしますから…

警視庁への就職の道もマジにありましたが、
長男であとは妹っすから、
絶対に田舎に帰らねば…と思い就職を考え田舎に戻りました。

今、
デブの癖に、
寒さに弱いので、参ってます。
この季節は大変す。
同じ時間のはずが楽しい時間は早く進んじゃいますね。

嫌な時間は妙に長いですし。
何か情けない、
切ない、
物欲しそうな顔して拗ねてましたら、

先輩にド叱られました。

自分
考えが、そのまま表情、感情に出ちゃいます。

大人なのに、いつまでも子供で、
素直だなんてのはただの馬鹿ですね。

自分 も困ったとき、本当に頼られる人間に早くなりたいです。

 それでも凄く怒っていたのに、
やっと笑って、
口、
聞いてくれるようになった
先輩班長さんは、
刑事として短気でもなく、
呑気すぎることも無いし、
部下の男に対して無意味に威張りくさる小ささもなければ、

大言壮語をはいて、
部下を戸惑わすような、
中身の無い、
自己主張の持ち主でもないし。

適度にいい加減な、
小市民で、
適度に生真面目、
適度の論理的で、
適度に感情的。

仕事の経験値に馴染まれた柔軟性が、
オブラートのように芯の気の強さを
包み込まれて安定感と貫録のある雰囲気を醸し出してみえ、
周りに安心できる空気を
造ってくだある方…です。

だから、
よけい自分だけの物にしたいという欲求から、逮捕術や、乱取りなどでも、

半殺しくらいの勢いで
徹底した股間攻撃やっちゃいます。

ナックルもまともに、
副睾丸に叩き込んじゃいます、いつも。

先輩はそんな事には腹たてられません。

…俺のひがみ根性と感情のムラに怒られたんでした。



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