ラガーマン日誌22


rugby

公衆の面前での
強烈な急所打ちを、喰らったときは
金玉の痛みは 元より 悶絶して、のたうち回ったあとの
赤の他人さんからの 視線が 恥ずかしいんだといつも、思います。

自分も 大学時代に
手頃な混みぐあいの
京王線車中で 吊り革を 両手で つかんで 乗っていたとき
ラグビー部の先輩に いきなり、背後から おもいっきり 金玉を カチアゲられて
悶絶しながら 吊り革で 身体を支えていたら

もう一回 まともに 玉下から カチアゲを喰らい
吊り革に捕まっておられず
車中通路で のたうち回った恥ずかしい経験が ありました。

ラグビー寮や、練習中に金的を喰らうときは
たいがい、
「シボリ」
と称して喰らいますから

背後からでも、足を掛けられ、少し股を開かされてから
打ち上げてきたり
正面からだと、明らかに股間を見据えられて、膝を入れられたり
鷲掴みされたりします。

だから、ある程度
予測できてからの股間攻撃になります。

移動なんかの電車の中では

「まさか、金玉を攻撃されるとは、しかも思いっきり強烈に……思いもしてませんでしたから」
痛さも もちろん、あるから 大悶絶したんですが
そのあと、顔から火が出るほど 恥ずかしかったでした。
(^o^;)

今は、泥酔した酔っ払い なんかから たまに 肩を貸してやりましたら
いきなり 睾丸をグリッと やられたり
ポリが俺を触るな!とか言われ
股間を叩かれたりは まま ありますが

股間を抑えてうずくまっていても
回りも酔っ払いばかりが相手ですから そこまでは 恥ずかしくは ありません。

ただ、
一度
SM系のゲイバーに 職務で呼ばれました。
軽微な器物破損をした酔っ払い客でしたから、一人で私服で出かけ、その客の肩を揺すって不始末を 口頭で注意していましたら……

そいつ、泥酔していた訳でも無いのに
座っている、態勢から 力任せに
自分の股間を真下から 拳骨パンチの金的を 打ち上げられちゃいました。

予想外の不意打ちの金的でしたから 店の中で 亀のように、うずくまって ウンウン 唸ってしまいました。

まともに睾丸が、ひしゃけるぐらいに
入ってしまったので
亀状態から 悶絶し、のたうち回って、転がったまま 仰向けで 足をバタバタさせて

下腹を自分でガシガシ叩いて 痛みを 散らそうと していたら

さりげに片足を持たれ開かれた……と思った瞬間

膝頭を、睾丸に ぶち堕として来られちまいました。

予測外の シチュエーションが 突然 起こったので 元来 割合 金的を我慢するのは 強いのに

鉄球を落とされたような 激痛が 下腹を襲ってきて、胃液が逆流して たった2発の急所攻撃なのに
アドレナリンが急激に下がって 怒りや 戦闘意欲を 急速に失ってしまいました。

その客は、ちょうど自分くらいのガタイの
柔道の100キロ超級のような 体躯の奴だったので
パワーがあり
簡単に 倒れている自分の身体の脇の下に 腕を入れられ 抱き起こされた と思ったら

そいつが急に膝をついて、低い姿勢から

また 真下から 急所に強烈なグウパンチを 双玉に入れられ……
岩か固い大きな石で
カチ上げられたような衝撃で……
アドレナリンが下がりきってましたから

同じ体勢のまま、やや身体を前屈したままで居たら
すぐに、もう2発、連発で拳骨を睾丸にぶちこまれ

万事休す!でした。

その客本人は 自分が警察官だとは 知らずに 難癖をつけてきた野郎だと 思っていた と 後から 聞き、平に謝ってました。

その時 周りのお客さんたちは 無責任にヤンヤの 盛り上がりだったのを
脳天まで突き抜けて悶えている激痛の意識の中で 聞こえてきてて

恥ずかしいやら 悔しいやら 情けないやらで

店の中で、30分くらいは 悶絶しながら 寝転がっていたんでした。

マスターや、知らない他のお客さんが 腰を叩いてくれて
大丈夫か?
とか
下腹を揉んでくれ
痛くないか?
とか 同情されながら

……勃ってませんか?

と言われた時は
凄く 恥ずかしかった記憶が 甦りました。

肝心の 態度の悪かった客は 店に 弁償してから
しきりに 俺に気を使ってきて 身体中や股間をも 触り さすりながら
付き合えないか とか 言ってくるんで

激痛から 変わってきた 鈍痛に 堪えながら
いつまでも 羞恥心が 消えませんでした。
……汗

<ラガーマン日誌21へ||ラガーマン日誌23へ>

TOPへもどる