ラガーマン日誌20 大学新入生


大学新入生編、行きます。


猛練習のシボリ、
理不尽なしごき、
と並ぶ〓体育会系三大地獄〓の三つ目は

寮生活。

寮で、上下関係や集団規律を徹底的に叩きこむ、強豪校は今でも多いんです。

たとえば、
職務でも
『ふざけんな、俺はラグビーの〇〇だ』
なんて思ってたら終わってました。

『ラグビー以外全然知らない。教えてください』
と、本当に思え言えたから、生き残れてんすかねぇ。
(嫌われてんのを、気付かないだけなのかも‥)

そうして、縦を、教わりながら、男は、成長していくんすよね。

 苦しい日々で、強くなるのは、肉体だけではないはずです。
辛かったはずの体育会の思い出話をする人が、
どこか、すがすがしい表情をしているのは、そのせいかもしれないっす。

ただ、やりたいスポーツや遊びをも 我慢して、勉強してた連中は 馬鹿な自分にとって、もっと 凄い男なんだ とも思います。

ラグビー推薦で 入りました我々は、まず、入学式前の3月から
八幡山のラグビー専用寮に、入りました。

新入生だけの部屋で、お客様扱いです。
日本高校代表とか、国体選手、花園経験者は 当たり前でした。

修学旅行の延長みたいなものです‥
が、二年生が必死に使い走りをされてるのを 見てますと‥若干の不安が‥

同期の陽ちゃんが、気をつかい、二年生に
先輩、俺 手伝います!
と洗濯物に手を かけました。

自分より体がデカい、陽輔、突然

思いっ切り キンタマを
ぶん殴られました。

二年生のかたが

俺‥だとぉ!
正式入部も、してないのに、紫紺に触れるんじゃねえ!

たしかに 怒られたのは、納得しました。
ビビりながらも、テレビで見たことある選手、伝説の監督が目の前にいましたので、ワクワクしてたんです。

そんなこんなで、入部と同時に、部屋割の発表です。

だいたい 当時は ポジション別に 分けられたんです。
自分は、フッカーでしたから
フォワードの相撲部屋入り。
(笑)

四人一部屋で、4年のかたに、2年生が付き人。
自分は3年のフランカー、一本目のかたの 付き人に決まりました。
まさか この時 一年・二年の朝から晩まで、ほとんどを、このかたに付いていくことになるとは
夢にも思っていませんでした。

半年で 汗の匂いも、イビキも、
足音で、機嫌が良いか 悪いのか 全て 分かるようになります‥嫌でも。
4年のかたは、3年には
ほとんど、命令とか されません。
また、自分は3年・4年には
ハイ
しか言えませんでした。

サイトのコミュニティーに 書いてますように、夏合宿前の寮での練習は、苛烈を極めてました。

あとで 考えれば、すぐにわかったのですが、
地獄の夏合宿に耐えうる為の 体力・精神力作りだったんです。

フォワード部屋では、スクラムにこだわりますから、夜半過ぎても スクラム練習なんてのは
日常茶飯事でした。

スクラムは、後ろから ケツの穴に肩を入れ 押されます。体の中心軸を押すんです。

後ろで押す先輩の腕の 力コブ辺りで 金的をかち上げられます。
時には、手の平で睾丸、
押し込まれます。
膝付き、前へ倒れますと
タマをつかまれ、引っ張り起こされますから、
余程のことが、ない限り
膝は 付きません。

自分の3年の部屋付き先輩も すでに 一本目の常連でした。

(だいたい、部員は120人くらいで、一本目は一軍として、紫紺のジャージをいただき、公式戦に出ます。以下、二本目から六本目くらいだったかなあ‥?
ただ、紫紺は着れませんが、下のチーム同士でも、他大学と試合をします)
(プロ野球の二軍が六軍まであるようなイメージです)
(六軍は故障者です)

自分は 一年の夏合宿から 二本目、一本目に いることができました。
理由は デブのくせに、やたら足が速かったからだけで、スキルが高い訳では ありません(^-^;

自分の部屋は 4階でした。
まともに1階の食堂で飯が 食えるのは 上級者だけ。

飯食ってる最中でも、部屋付き先輩から 練習相手 使い走り で呼ばれます
(^-^;

その3回生の部屋付き先輩は、翌年 主将になる人格者???と、言われてました。

そんなかたでも、調子が悪かったり、オヤジ(監督です)に、叱られたりした夜は 大変でした。

4回の先輩が 居ますから
大部屋に 連れていかれ、
寝るまで 袋にも されました。
コーラの一気飲み10本、
腹パンパンで ボディブローを 数発くらい、
腕立て 1000回、
キンタマかち上げ 10回、
バックドロップ・四の字・電気アンマ、
焼かんとの一人格闘
などなど。

涙目で ヨダレ流しながら、やらされたりも
ありました。

ただ うちの部屋付き先輩は 基本、男らしい性格でしたから
ラグビーは しっかり 教えていただけました。

この編 長くなりますので
また 次回に 続きかきます。

失礼しました。


<ラガーマン日誌19へ||ラガーマン日誌21へ>

TOPへもどる