ラガーマン日誌12 俺とあいつの物語


rugby
‥‥俺とあいつ‥‥

ラグビーでは、高く構えて
体幹の強さを、崩さず
タックル入る瞬間に低い姿勢をとります。

そうしますと、体全体のエネルギーが、タックルに入るんだと 仕事中に
ある後輩に、教えました。

姿勢を低くばかり、意識し過ぎると 早くバテるし、
速く走れない・動けない
さらに相手も構えるから、なんだと。

あいつは、スピードとパワーが 増した と喜んでいました。

いきなり、自分が泊まっている狭いビジネスホテルに、尋ねてきました。

久しぶりの再会なんで、握手か 軽く抱き合うんだと思い、両手を広げたら
いきなり 教えた 低いタックルを 浴びせられ、
弛緩していた自分の 金的に いきなり デカイ頭が ズゴッと 入りました。
致命傷ではありませんが、膝着かなければならないほど、痛い(ノ_・。)
バカヤロー

あいつは 汗くさいし、シャツ・ズボンもシワシワ
(-.-;)

一目、見て 疲労が 見てとれました。それでも、馬鹿みたいに 疲れ果ててる癖に 何回も ツッコんでくる。
甘えてんだな。
精神的疲れが、溜まってんやなあ。

バテばての体では 俺に 勝てっこないのに。
早く帰って、少しでも、寝ろ!と言いましたが、聞く耳、無し。
デカイ金タマ、何回も何回も、膝蹴り食らわしても、泣いてんだか、痛くて目が潤んでんだか、わからないけど
絶対、倒れない‥

睾丸、鷲つかみしての、久々の そら豆つぶし。
顔面から滴る汗が、グーンと冷たくなるんで
効いてることが 良くわかりました(^-^;

体力も、体のデカさも、忍耐力も、俺より数段上。なのに、早過ぎる、バテ方、苦しがりかた‥
‥‥こんな、消耗の仕方、する奴じゃなかった
と直ぐに感じました。

それで、居酒屋 連れていきました。

割合 饒舌な あいつが、中々 話しません、涙腺、緩ませて‥(:_;)。
自分も 頭を白くして 耳を澄まして ただ待つだけでした。
あいつが 辛さ・理不尽さを 自分から口を開くまで、いつまでも待ってました。人を、誰かを 愛してないと決して生きられない あいつが
孤独で、一人で、頑張ってんだから。

あいつの状況を 把握するために、注意深く、真剣に、漏らさず
あいつの言葉を 聴くことでした。総ては、そからなんだと。


あいつは、ボロキレのように、なぜそうまでして
今の職で あり続けなくてはならないのか、
それを、あいつが選んだのか、
必死に その答えと、目の前で 向き合ってました。

俺は 何の取り柄もなく、
能力もなく、それでも 聴くことだけは出来るから‥

誰にも負けない体躯と、力を持った
長い 長い夜の中で
迷子になってる、ひとりを怖がる 気の弱い 優しい青年である、あいつ‥

あいつは ひたすら 飲み続けてました。途方もなく 遠い夜明けまで‥ だが、明けない夜は ないからなあ。

明け方 強引に、狭いホテルに連れ戻って スエた臭いさえする あいつを
全裸にして 風呂にぶち込みました(笑)

洋式トイレが一緒にある
狭い風呂では 湯舟に 二人は 入れません。
顔、胸が付きながら、さっぱりさせるため、ボディソープ塗りたくって、シャワー 流しっぱなしで
デカく、腫れ上がったような睾丸を 強く 強く 握り締め、頭振り、嗚咽、咆哮をもらすまで‥
裏タマも 容赦なく 五本を指を立てて バシバシ 食い込ませるように シバき叩いた。

狭いシングルベッドに 放り込み キンタマを 掬うように 握りつづけました。

アドレナリン 上がりすぎて五感が冴え渡りすぎてるる あいつの アドレナリンを 下げて 少しでも
眠らせるには これしかないんです、自分の経験学では‥

激痛 鈍痛で 苦しがったんで、 頭抱えて、口で口を ふさいじゃいましたら
安心したかのように 眠りに落ちましたo(^-^)o

あいつに 今 非番・休みは ありません。
朝、いきます‥と一言だけ

あいつは 今、今の職であり続けることを 新しく始めた気が しました。

がんばれよ!



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