ラガーマン日誌10 訓
訓:くん
漢字を国語にあてて読むこと
字義の解釈
さとし。おしえ。いましめ。
(広辞苑で調べました
(^-^;)。
家訓とは「家庭での教訓」。
ちなみに うちの少年期の家訓とはこうでした。
親父曰く
「盗むな。ウソをつくな。床の新聞を踏むな。解散、自由行動!」
盗んだことだけは、いっぺんもない。ウソをついてはならないが、秘密はあってもよい。そう気づくのは、ずっと後年でした。
秘密は、あったほうがいいと感じました。大人なんだから。解散は しっ放しで、いつもお袋に叱られてました‥。
で、ちょっと、ライバル慶應のキンタマ地獄について触れます。
部訓というものが、あります。
昔、大学二年のころ、慶応大学の日吉のラグビー寮に遊びに行きましたら、壁だったか黒板だったかに確か、この名言、書いてありました。
「花となるより根となろう」
その瞬間、想起されるのは、慶應イメージ独特の良家の子弟のカーディガン姿では決してなく、肩が、スクラムのためだけの稜線を描く、フロントローの凸凹の顔面ばかりでした‥
「大きく激しく速く前へ」。
そんなスタイルが魂のタックルが魅力でした、売りでした(笑)。
またそうなった時は、昨年度5位のチームでも手がつけられないほど強かったんす。
自陣ゴール前から、文字通り「一気」に敵陣深くへ攻め立てる迫力は、大学ラグビー随一でもありました。
観客の立場で見ている時、気持ちがよいと感じる程でした。
もしかしたら吹っ飛ばされる相手にさえ、
少し高揚するのではないかと思いワクワクしてました。
他方、どこかお人好しな大学でもありました。
下位チーム、同格に あっけなく黒星をきっします。
まっすぐ豪快、個々のたくましさを、前面に打ち出す分、時に緻密さには欠けるんかなあ‥
そこで歴代の慶應監督は、どなたであれ「単純明快な強さ」に「的確な判断」を加味しようと心を砕かれていたようでした。
そろそろ 金玉の話しになります。
このライバル大学に 実は、プロップやってる同級生がいました。
高校のときは 毎日、がっちりバインドし続け花園まで頑張ってきた奴です。
高校時代には、壮絶な喧嘩もしました。
今はフロントロー同士 ぶつかる敵になりました。
うちの八幡山での合同、モール練習で、思いっ切り 膝頭でキンタマ かち上げてきました、しかもいきなり‥
(^-^;
ラックで、金玉スタンプ喰らいました。そんなことする奴じゃなかったのに‥それで日吉まで出向いたんです。
うちと同じ訓でした。
奴曰く
「理不尽さと、痛覚 鍛え上げるためだ とか訳の分からない理屈で、先輩の玩具みたいに キンタマばかり やられるんだぜ
(T-T)、
だからお前んとこは、どうなんかな、多分、そんなシボリは無いだろうな、と思ったら急所ばっか狙っちまったんだ」
でした。
はい!、
日頃の 部屋付き先輩が機嫌悪い時や、陰湿寮長からの吐いても 止めてもらえなかった金的責め 話してやりました。
もちろん 実地で‥。
訓は 違えど、ラグビーは 体育会は 同じなんだなとか言い合い酒を交わして(未成年でしたかな‥) 完全に酔っ払いながら、交代制で交互に 金玉 殴り合いを やりました‥
青臭い 懐かしい 慶應との思い出です。
次回は 我が 十訓にまつわる急所悶絶日誌を書きたいと、思います。
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