先日河原にバーベキューしに行った時、隣の家族連れのグループの中にカッコいい兄ちゃんがいた。
やんちゃな茶髪の短髪に、整えたラウンドヒゲ。水着姿で、よく日に焼けた肌を露出させて頭に白いタオルを巻いていた。
そして何より筋肉質な身体だった。少しお腹は出ているが、それでも腕や胸は分厚く、力強くみえる。
そんな兄ちゃんが上半身裸で汗だくで肉を焼いているから、俺は横目で兄ちゃんの身体や可愛い仕草を観察していた。
褐色の肌に雄臭い汗が流れるもんだから、結構男の色気がムンムンだった。額の汗を白いタオルでぬぐいながら、肉を焼いては家族分の紙皿に入れていた。
しばらく観察していると、川遊びから戻って来た子供達が、周りをちょこまかと走り回りはじめた。
「こーらおまえら。じっとしとけ」
兄ちゃんはトングを持って子供達に言った。でも子供達は余計にハシャイで言うことを聞かない。
母親と思しき他の大人達も静かにしなさいと言うだけで、特に止める事もしなかった。
「しょうがねぇ奴らだ。そんなに遊びたいなら俺を倒してからだ!!」
そう言って兄ちゃんは走り回る子供達の前に立ちふさがった。
「おら、メシ食え、メシ」
トングを両手に持ちながらバシバシと鳴らして威嚇する。
すると、兄ちゃんの半分ほどの背丈の男の子が言った。
「俺おじさん倒せるよ」
「ほーう?どうやってだ?」
兄ちゃんは笑いながら男の子を見下ろした。
すると唐突に、男の子のグーパンチが兄ちゃんの股間に放たれた。
「あぐぅ!!」
予想外の攻撃に兄ちゃんは腰を引いて内股気味になった。そしてトングを持ったまま股間に手を当てた。
「ほらね?叔父さんの弱点なんだ、ここ」
上半身を曲げて痛みに耐える兄ちゃんの横で、男の子は他の少年に得意げに話した。
「お前なぁ!!」
少し笑いながら顔を真っ赤にした兄ちゃんは、左手で股間を押さえつつ男の子の頭に拳骨を落とした。
「いっでぇ」
「ここを狙うなってなんども言ってるだろ」
すぐに肉を焼く作業に戻ったが、たまに痛そうに股間を押さえる仕草が可愛かった。
いいもん見れた。
普段からあの少年に何度も金タマを狙われてるのかもしれない。
股間を攻撃されるたびに痛そうに悶える仕草を思い浮かべた。
妄想が掻き立てられる1日だった。
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